八月の鎌倉は、朝の空気にもう熱がこもっています。
それでも庭に出て、その日いちばん元気な花を一輪だけ摘んでテーブルに飾るのが、私の十数年来の習慣です。
こんにちは、フラワーコーディネーターの藤森彩花です。
生花店に十年勤めたあと独立し、いまは自宅と地元のカルチャーセンターでフラワーアレンジメントの教室を開いています。
教室でいちばん多くいただく質問は、実は「どう飾りますか」ではありません。
「しおれてきた花を、捨てるのがしのびないんです」という、少し困ったようなご相談です。
花瓶の水を替えて、茎を切り戻して、それでも一週間ほど経つと花は静かに下を向きます。
そのときにゴミ袋の口を開けながら、なんとも言えない気持ちになる。
その感覚は、花を長く扱ってきた私にも、いまだにあります。
けれど、花の時間はそこで終わりではありません。
水を吸う暮らしから、乾いて形を残す暮らしへ。
役割を変えて、もうしばらく部屋にいてもらう方法があります。
この記事では、ドライフラワーと押し花という二つの方法を、初めての方でも失敗しにくい順番でご紹介します。
向いている花の見分け方から、作り方の手順、色をきれいに残すコツ、作ったあとのお手入れまで。
道具をそろえなくても、今日花瓶に挿さっている花から始められる内容です。
目次
捨てる前に立ち止まる「もうひと楽しみ」という選択肢
花を長持ちさせる工夫はよく語られますが、「その先」の話はあまり語られません。
まずは、しおれ始めた花に何が起きているのかを知るところから始めましょう。
しおれ始めの花に残っているもの
切り花が下を向くのは、水を吸い上げる力が弱まって、花びらや茎の細胞が水を保てなくなるからです。
言い換えれば、失われているのは水分であって、色や形そのものではありません。
ここが大事なところです。
水を失う過程を人の手でコントロールしてあげれば、色と形をかなりの部分そのまま留められます。
これがドライフラワーであり、押し花です。
ただし、タイミングだけは待ってくれません。
「完全に茶色くなってから思い立つ」のでは遅く、まだ花びらに張りが残っているうちが勝負になります。
ドライフラワーと押し花、どちらが向いている?
同じ「乾かす」でも、この二つは仕上がりも使い道もまったく違います。
立体のまま残すのがドライフラワー、平らにして残すのが押し花です。
私は教室で、こんなふうにご説明しています。
部屋の空間に飾りたいならドライフラワー、手紙や小物に添えて誰かに渡したいなら押し花、と。
| ドライフラワー | 押し花 | |
|---|---|---|
| 仕上がり | 立体のまま乾く | 平らに乾く |
| 期間の目安 | 1〜2週間(方法による) | 数十秒〜10日(方法による) |
| 必要な道具 | 紐や乾燥剤(なくても可) | 本、ティッシュ、重し |
| 向く使い方 | スワッグ、瓶、壁飾り | しおり、カード、フレーム |
| 難しさ | 花選びで八割決まる | 下ごしらえで八割決まる |
どちらか一方に決める必要もありません。
花束をほどいて、茎のしっかりしたものは吊るし、花びらの薄いものは本に挟む。
一つの花束を二通りに分けるのが、いちばん失敗が少ないやり方です。
プリザーブドフラワーとは何が違うのか
お店の店頭で「プリザーブドフラワー」という言葉を目にした方も多いと思います。
こちらは専用の薬液で花の水分と色素を入れ替えて着色したもので、家庭で気軽に作るものとは製法が別ものです。
プリザーブドフラワーは生花に近いやわらかさを保ったまま、数年単位で楽しめるのが特徴です。
一方でドライフラワーや押し花は、時間とともに色が少しずつ枯れていきます。
その移ろいを味わいとして受け取れるかどうかが、選ぶときの分かれ目になります。
私自身は、変わっていくほうが好きです。
去年の秋に作ったスワッグが、今年の夏には落ち着いた色に沈んでいる。
その変化が、暮らしに時間の目盛りを入れてくれるような気がしています。
ドライフラワーに向く花、向かない花
ドライフラワー作りは、技術よりも花選びで結果がほとんど決まります。
ここを押さえておくと、初めての一回で「うまくいった」という手応えが得られます。
見分け方の基本は「水分が少なく、花びらが厚い」
園芸用品メーカーのKINCHO園芸が公開しているドライフラワーの作り方〜向いてる花と向かない花&作り方のコツ〜によると、向いているのは乾燥させても形が崩れにくく、色が褪せにくい花だとされています。
具体的には、もともと水分量が少なく、花びらに厚みがあって、茎がしっかりしているものです。
反対に苦手なのは、水をたっぷり含んだ花です。
乾く過程で花びらが縮んだり、ぽろぽろと落ちてしまったりします。
お店で花を触ったときの感触を思い出してみてください。
指先にひんやりとした水気を感じる花は、乾かすのが難しい部類だと考えて差し支えありません。
初めてならこの花から
最初の一回は、成功率の高い花から入るのがおすすめです。
下の表は、私が教室で最初にお渡しすることの多い花材です。
| 分類 | 花材の例 | ひとこと |
|---|---|---|
| とても作りやすい | センニチコウ、スターチス、かすみ草 | もともと乾いた質感。ほぼ失敗しません |
| 作りやすい | バラ、ラベンダー、ミモザ、ユーカリ | 色の濃いバラは褪色に強め |
| 難しい | チューリップ、ユリ、ガーベラ、カラー | 水分が多く、花びらが落ちやすい |
| かなり難しい | 桜、コスモス | 花びらが薄く繊細 |
ユーカリは特別に扱いやすい葉ものです。
香りが残り、束ねただけで様になるので、初めてのスワッグ作りにはうってつけです。
バラを選ぶときは、色に注目してください。
淡いピンクよりも、深い赤やえんじのほうが乾いたあとの発色がきれいに残ります。
向かない花にも逃げ道はあります
ここで諦めなくていいのが、花の面白いところです。
チューリップやガーベラのように立体で乾かしにくい花は、押し花に回してしまえばいいのです。
もっと言えば、花びらを一枚ずつばらして乾かすという手もあります。
ばらした花びらは小瓶に詰めたり、キャンドルに添えたりと使い道が広がります。
花の姿をそのまま残すことだけが正解ではありません。
形を変えてでも手元に置いておく。
そう考えると、選択肢はぐっと増えます。
ドライフラワーの作り方3つ
方法はいくつかありますが、家庭で現実的に取り組めるのは三つです。
どれも特別な設備は要りません。
いちばん手軽なハンギング法
花を数本ずつ束ねて紐で縛り、逆さに吊るして乾かす方法です。
東京ガスの生活情報サイト「ウチコト」に掲載された専門店に聞く! ドライフラワーの作り方や楽しみ方でも、専門店の方が最も基本的な方法として紹介しています。
手順はとてもシンプルです。
- 余分な葉を取り除き、茎を長めに残して3〜5本の小さな束にする
- 麻紐や輪ゴムでしっかり縛る(乾くと茎が細くなり、緩みます)
- 直射日光の当たらない、風通しのよい場所に逆さに吊るす
- 花びらを触ってかさりと音がするようになれば完成
期間の目安はおおむね1〜2週間ですが、季節と湿度で大きく変わります。
梅雨どきや夏の湿った日は乾きが遅くなり、色もくすみやすくなります。
逆さに吊るすのは、茎をまっすぐ保つためです。
上向きのまま乾かすと首がうなだれた形で固まってしまうので、この一手間は省かないでください。
色と形を残したいならシリカゲル法
密閉容器に乾燥剤を敷き詰め、その中に花を埋めて乾かす方法です。
生花に近い鮮やかさを残せるのが最大の魅力で、思い出のある花にはこちらを選びます。
乾燥剤メーカーの日本化工機材が公開しているシリカゲル法ドライフラワーの作り方では、次の手順が紹介されています。
- 花の下1〜2cmのところで茎をカットする
- パッキン付きの密閉容器に、花が半分埋まる高さまでシリカゲルを入れる
- 花を上向きに置く
- 花びらの形を崩さないよう、優しくシリカゲルで花を埋める
- 蓋をして約1週間置き、そっと取り出す
ここで一つだけ注意があります。
使うのはドライフラワー専用の粉状シリカゲルです。
お菓子の袋に入っているようなビーズ状のものだと、粒が硬くて花を傷めてしまいます。
シリカゲルは加熱すれば再生して繰り返し使えるので、一度そろえてしまえば長く付き合えます。
花びらの多いカーネーションやバラのように、吊るすと形が崩れがちな花にこそ真価を発揮する方法です。
飾ったまま乾かすドライインウォーター法
花瓶に少量の水を入れて花を活け、そのまま水が蒸発するのを待つ方法です。
先ほどのウチコトの記事でも、花瓶さえあれば置いておくだけでできる手軽さが魅力だと紹介されています。
飾っている時間がそのまま乾燥の時間になるので、暮らしの中でいちばん無理がありません。
水を足さずに放っておく、ただそれだけです。
ただし、水がゆっくり減る分だけ乾燥に時間がかかります。
湿気の多い時期は途中でカビが出ることもあるので、夏場は水の量を控えめにしてください。
かすみ草やスターチス、アジサイのように、もともと水分の少ない花と相性のよい方法です。
私も夏のアジサイは、たいていこの方法で乾かします。
失敗しないための三つの条件
方法を問わず、共通する条件があります。
先ほどのKINCHO園芸の記事でも、湿度を50%以下に保てる環境で、直射日光を避けて乾かすことが挙げられています。
- 花がいちばんきれいな状態のうちに始める(しおれ切ってからでは遅い)
- 湿度の低い、風通しのよい日陰を選ぶ
- 強い風を直接当てない(型崩れの原因になります)
エアコンの効いた部屋のクローゼットの中や、北側の廊下などが向いています。
浴室の近くやキッチンの上は、湯気が上がるので避けてください。
押し花の作り方と、色をきれいに残すコツ
押し花は、道具がほとんど要りません。
今日の帰り道に摘んだ小さな花からでも始められます。
まずは本に挟む基本の方法
いちばん失敗が少ないのが、昔ながらの本に挟む方法です。
花材通販サイトのはなどんやマガジンに掲載された簡単なのにきれいな押し花の作り方によると、この方法は3〜10日ほどで仕上がるとされています。
やり方はこうです。
- 花の茎を根元ぎりぎりで短く切り、厚みを減らす
- ティッシュやキッチンペーパーで花を上下から挟む
- 厚めの本のページに挟み、上からさらに本を重ねて重しにする
- 2〜3日おきにティッシュを取り替える
このティッシュの交換が、実は仕上がりを左右します。
花から出た水分を含んだままにしておくと、そこから茶色く変色してしまうからです。
大切な本に直接挟むのは避けてください。
紙にシミが移ることがあります。
時間がないときの電子レンジとアイロン
もっと早く仕上げたいときは、熱を使う方法があります。
同じ記事によると、電子レンジなら600Wで50秒程度、アイロンなら低温で20〜30秒当てたあと10秒ずつ追加していく手順が紹介されています。
ただし、どちらも変色のリスクがあります。
水分が多いまま加熱すると、あっという間に茶色くなってしまうのです。
そこでおすすめしたいのが、間に一段階を挟むやり方です。
まず本に挟んで2〜3日ほど水分を抜いてから、仕上げに電子レンジやアイロンを使う。
このひと手間で、色の残り方がはっきり変わります。
電子レンジを使う場合は、耐熱皿にキッチンペーパーで包んだ花を置き、必ず短い時間から様子を見てください。
一気に加熱すると焦げます。
私も昔、ビオラを一皿分だめにしたことがあります。
色あせを防ぐ三つのポイント
きれいな押し花になるかどうかは、加熱の技術よりも下ごしらえで決まります。
押さえるべき点は三つです。
一つめは、咲きたてで元気な花を使うこと。
ピークを過ぎた花は、押しても色がくすんだ印象になります。
二つめは、とにかく素早く乾かすこと。
水分が抜けきるまでの時間が長いほど、変色が進みます。
三つめは、厚みを減らす下ごしらえです。
花の付け根のガクが分厚い場合はカッターで半分に削ぐか、思い切って花びらを一枚ずつばらしてから乾かし、あとで組み直すという方法もあります。
花びらが重なった部分は水分が抜けにくく、そこだけ茶色く残ってしまうためです。
押し花に向く花
平らにしやすい花、つまり花びらが薄くて重なりの少ない花が向いています。
桜、かすみ草、アジサイ、ビオラ、コスモス、レースフラワーあたりが定番です。
反対に、バラやひまわり、カーネーション、ラナンキュラス、チューリップのような立体的で厚みのある花は難易度が上がります。
これらは花びらをばらして押し、後から組み立てる方法に切り替えたほうが確実です。
散歩の途中で見かける小さな野の花も、押し花にはとてもよく向いています。
鎌倉の道端で摘んだヒメジョオンやカラスノエンドウを押して、夏の終わりにしおりにする。
そんな遊びが、私は毎年の楽しみになっています。
作ったあとの飾り方とお手入れ
仕上がった花をどう置くかで、持ちがずいぶん変わります。
ここは意外と見落とされがちなところです。
飾る場所は「日陰」と「風通し」で選ぶ
ドライフラワーの大敵は、湿気と直射日光です。
日光が直接当たると退色が一気に進み、質感ももろくなってしまいます。
浴室やキッチンまわり、洗面所のように湿気がこもる場所は避けてください。
リビングや寝室の、窓から少し離れた壁面がちょうどよい環境です。
飾り方は、難しく考えなくて大丈夫です。
- 麻紐を壁に渡し、小さな束を洗濯ばさみで留めていくガーランド
- 数種類を束ねて壁に掛けるスワッグ
- 小瓶やガラスドームに入れて、ほこりから守る飾り方
このうち、いちばん手がかからないのは瓶やドームに入れる方法です。
ほこりがかぶらないので、掃除の必要がほとんどありません。
ほこり、カビ、虫との付き合い方
ドライフラワーにとって、ほこりは見た目の問題だけではありません。
ほこりが湿気を抱えこみ、カビの原因になります。
たまったほこりは、ドライヤーの冷風を軽く当てて飛ばしてください。
繊細な花なら、化粧用の筆でなでるようにすると花びらが落ちにくくなります。
長期間しまっておくときは、密閉できる箱に乾燥剤と一緒に入れるのが確実です。
ドライフラワー専門店のカロンドライフラワーが公開しているドライフラワーの寿命を延ばす!湿気対策とカビ・虫対策でも、湿度管理が寿命を大きく左右すると解説されています。
押し花のほうは、光と湿気に加えて空気との接触が色あせにつながります。
フレームに入れる、ラミネートする、レジンで固めるといった形で密閉してしまうと、驚くほど長く色が保たれます。
「寿命」をどう考えるか
よく聞かれるのが、「ドライフラワーは何年もつのですか」という質問です。
私はいつも、決まった年数はありませんとお答えしています。
先ほどのウチコトの記事でも、専門店の方が「魅力を感じなくなった時が寿命です」と語っておられました。
私もまったく同じ感覚です。
作った直後の鮮やかさが好きな方もいれば、一年経って落ち着いた色になってからのほうが好きだという方もいます。
飾っていて心が動かなくなったら、そのときが手放しどきです。
埃をかぶったまま何年も置いておくより、そのほうが花にも部屋にも誠実だと思っています。
贈られた花、贈る花をどう残すか
ここまでは自分のための花の話でした。
けれど、捨てるのがいちばん惜しいのは、たいてい人からいただいた花ではないでしょうか。
いただいた花束は「早めに分ける」が正解
花束をいただいたら、まずは生花としてしっかり楽しんでください。
そのうえで、しおれ始める少し手前で束をほどくのがポイントです。
このとき、全部を同じ方法で処理しようとしないことです。
茎の丈夫なバラやスターチスは吊るし、かすみ草の細い枝は押し花に、というふうに振り分けます。
そして、そのときの写真を一枚だけ撮っておくことをおすすめします。
何年か経って色が落ち着いてきたときに、もとの姿を見返せるのは思いのほか嬉しいものです。
長く手元に残る花を選んで贈るという考え方
逆の立場、つまり贈る側になったときのことも考えてみましょう。
特に年配の方へのお祝いでは、切り花の花束が必ずしも喜ばれるとは限りません。
毎日の水替えや花がら摘みが、負担になってしまう場合があるからです。
その点、鉢植えの胡蝶蘭やプリザーブドフラワーは、手をかけずに長く楽しんでいただけます。
胡蝶蘭は水やりの頻度が少なく、開花期間も長いのが特徴です。
プリザーブドフラワーにいたっては水やりそのものが不要です。
相手の年齢や暮らし方に合わせた選び方については、おばあちゃんの誕生日プレゼントに最適な花ギフト|おすすめ胡蝶蘭と贈り方が具体的で参考になります。
ミニ・ミディサイズの胡蝶蘭の選び方や、色の考え方、住環境に合わせた提案まで書かれているので、贈り先が決まっているときに一度目を通してみてください。
「乾かして残す」のは受け取った側の工夫ですが、「最初から長く楽しめるものを選ぶ」のは贈る側の思いやりです。
どちらも、花を大切にするという同じ気持ちから出ています。
押し花を、言葉に添える
最後にもう一つ、私がいちばん好きな使い方をご紹介します。
押し花を、手紙やカードに一枚だけ添えるという方法です。
季節の一輪を小さく押して、便箋の隅に貼る。
それだけで、その手紙は書いた日の空気ごと相手に届きます。
教室の生徒さんに、お孫さんへの誕生日カードに毎年ビオラの押し花を添えている方がいらっしゃいます。
何年分かたまったカードを、お孫さんが箱にしまって取ってあるそうです。
花は、こんなふうに時間を運んでくれるものでもあるのだと教えられました。
まとめ
しおれてきた花を前にして手が止まるのは、その花との時間を大切に思っている証拠です。
その気持ちを、そのまま形にできるのがドライフラワーと押し花だと私は思っています。
最後に、要点を振り返っておきます。
- 立体で残すならドライフラワー、平らにして贈るなら押し花
- 成功の鍵は花選び。水分が少なく花びらの厚い花から始める
- ドライフラワーは湿度50%以下、直射日光を避けた風通しのよい日陰で
- 押し花は下ごしらえがすべて。厚みを減らし、素早く乾かす
- 飾ったあとは湿気とほこりを避ける。瓶やフレームに入れると手間が減る
最初から完璧に仕上げようとしなくて大丈夫です。
私も生花店に入りたてのころ、初めて吊るしたガーベラを見事に茶色くしました。
うまくいかなかった花からも、「この花は乾きにくいのだ」という知識がちゃんと残ります。
今、あなたのお家の花瓶には、どんな花が挿さっていますか。
その中の一本を、今日そっと吊るしてみませんか。
二週間後、部屋の隅で静かに色を変えていくその花が、次の季節の楽しみを一つ増やしてくれるはずです。