【開催レポート】対話の場「文京ミ・ラ・イ対話」 第2セッション 「まちの資源を活かした地域ブランディング」 事例紹介


9/20に開催した対話の場「文京ミ・ラ・イ」 第2セッション 「まちの資源を活かした地域ブランディング」では、地域課題解決の取組事例として以下の7事例を紹介しました。

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事例① シブヤ大学 (東京都渋谷区)

http://www.shibuya-univ.net/
【課題】
・教育を巡る諸問題
・渋谷の人的資源の有効活用
【解決の方向】
・「シブヤがまるごとキャンパスです」とのコンセプトの下、街の資源(人、施設)を再発見し活用するカリキュラムを実施。
【概要】
・渋谷で働く人を講師に、働く施設を教室として、毎月第3土曜日に多種多様な授業を実施
・授業のコーディネートも、市民を中心とするメンバーが担当
・小中学校とも連携したプログラムも実施
・メイン授業以外の「ゼミ」や「サークル」など、シブヤ大学の学生が自発的に開催する活動も盛ん
【ポイント】
・街に集う人的資源を、参加者の目線で捉え、価値づけ、共有する仕組みとして確立
・メインプロジェクトのみならず。学生(会員)相互に自発的な活動が展開、コミュニティが醸成されている
・シブヤ大学を成功モデルとしてパッケージング、他の都市でも水平展開

事例②  台東デザイナーズビレッジ(東京都台東区)

http://www.designers-village.com/
【課題】
・クリエイティブ産業振興のためのインキュベーションセンターへのニーズの高まりと具体的成果に乏しい現状
【解決の方向】
・入居者の創発性を高める仕組みを持ったセンター
【概要】
・小学校跡地を利用したインキュベーションセンター。 原則3年間入居可能。4つの面で支援
①ハードの支援:オフィスはもちろん、作業場や会議室、展示室などをリーズナブルに利用可能
②ソフトの支援:事業計画や営業、PR、生産面、法務、税務、知財等、デザイナーに必須の知識をサポート
③ネットワーク支援:同居するデザイナーのみならず、OBOGとのネットワーク
④チャンスの支援:駆け出しであっても、デザイナーズビレッジ入居者ということで、メディア露出や取材のチャンス大 ・入居を継続するためには、毎年の審査を通過する必要がある
【ポイント】
・デザイナーズビレッジの環境(ハード&ソフト)で成長する意欲のある人を対象に入居者を募集
・入居者相互の連携が自発的に生成。そのネットワークを維持するため、卒業後も台東区にオフィスを構えるデザイナーが多数・結果として、台東区の施設を中心としたデザイナーのコミュニティが生成・デザイナーズビレッジの環境(ハード&ソフト)で成長する意欲のある人を対象に入居者を募集
・結果として、台東区の施設を中心としたデザイナーのコミュニティが生成

事例③  御田町スタイル(長野県下諏訪町)

http://mitamachi.com/
【課題】
・商店街の低迷と空店舗の有効活用
・クリエイティブ業(ものづくり)を志す若者への支援
【解決の方向】
・ハード面のみならず、「おせっかい」というソフト面(ものづくりの若者の販路流通回路を拡張)でもサポート
【概要】
・諏訪地方の主産業はものづくりだったが、近年は低迷
・商店街の空店舗を、若手のものづくり作家(デザイナー、工芸、陶芸、織物、革製品、等)のアトリエとして再利用
・地域のおかみさん(「みたまちおかみさんの会」)が、若者たちを暖かく厳しく受け入れ、おせっかい。活動をサポート
・現在空き店舗なし。
・新規住民を中心に、「御田町マルテ組合」「御田町商業界青年部」が発足
【ポイント】
・ものづくり従事者が本当に求めている面(営業・販路拡張)へのサポート
・人が人を呼ぶ関係を地域の中で培うネットワークづくり

事例④ 武蔵野プレイス(東京都武蔵野市)

http://www.musashino.or.jp/place.html
【課題】
・個人や地域の力を集い、課題解決を図ることができるような自立した地域社会の形
【解決の方向】
・図書館を活かした交流 &情報発信の場づくり
【概要】
・図書館機能をはじめとして、「生涯学習支援」「市民活動支援」「青少年活動支援」等の機能を併せ持った複合機能施設
・「気づく」「知る」「参画する」「創造する」とアクションの連鎖が起こるように「場」を設計
・個人はもちろん、上記の4つの機能相互の連鎖も誘発
【ポイント】
・図書を媒介とした市民交流の場として、高い評価 ・中高生によるおすすめの一冊(POP)展示など地域社会を巻き込んだプログラム

事例⑤  北九州リノベーションスクール(福岡県北九州市)

http://renovationschool.net/kitakyu/
【課題】
・地域資源を活用したリノベーションへの関心の高まりと、その実践的な技術を学ぶ場へのニーズの高まり
【解決の方向】
・座学と実践を備えたスクールを実施
【概要】
・北九州に実際にある遊休物件を対象に、実践者とともにグループワークでリノベのプランを作成
・最終日に、遊休物件のオーナーに公開プレゼンし、その後も各提案に基づいて事業化に向けて展開
・グループワークのユニットマスターやレクチャー講師には、リノベ業界で全国的に有名なディレクターや専門家を招聘
【ポイント】
・ほとんどのワークショップやレクチャーが「思い」や「問題意識」の醸成の段階に留まるのに対し、実際に事業化まで進むリアルタイム感とアクチュアリティ及びそうした動きに伴う緊張感
・リノベに関心を持つ幅広い層を集い、知恵を結集させ、参加者には他で得難い知見を提供する一方で、実際に小倉の建物を変えていくレベルで、地域活性化・再整備を実現

事例⑥  NPO法人atamista(アタミスタ)(静岡県熱海市)

http://www.atamista.com/
【課題】
・人口減少、少子高齢化に伴う地域コミュニティの衰退、地域経済の低迷等、日本が潜在的に抱える諸課題が先進的に顕在化
【解決の方向】
・大量消費型・歓楽型観光地から脱却し、 持続可能な滞在型保養地への変革
【概要】
・地域に根をはり、地域に根付いて活動・事業を推進する団体(企業、商店、NPO等)・個人の活動をサポート
・チャレンジをする人々を支え合うコミュニティの醸成
・そのコミュニティが主体となって、まち歩き&体験プログラム「オンたま(温泉玉手箱)」を実施
【ポイント】
・オンパク(大分県別府市)のモデルの熱海版
・かつて地域外からの観光客を対象としていた温泉街が、地域内のニーズや課題に目を向け、そこを基点とした事業モデルを積極的に支援

事例⑦ しながわ地域防災ワークショップ(東京都品川区)

https://www.facebook.com/ShinagawaDisaster
【課題】
・「防災」という地域課題を、ハード面のみならず、 ソフト面でも支えていくネットワーク構築の必要性
【解決の方向】
・「品川宿」という地域ブランド(地域資源)を活かし、ここをきっかけとして「お互いの顔を知る」ネットワークを形成し、防災活動へとつなげる
【概要】
・㈱しながわ街づくり計画と品川区の協働提案事業
・「防災」をキーワードに、商店街や町会などの地域住民、企業、行政が集い、顔の見える関係性を構築
・「防災」の基本は「お互いを知ること」とし、「品川宿」をテーマとしたワークショップやイベントを定期的に実施
・そこで集った人たちと共に、防災についても考えていく
・楽天など企業とも関係を取りながら、活動中
【ポイント】
・「品川宿」という地域ブランドを入口として、幅広い層を巻き込みながら、「防災」(=地域課題)に取り組む仕組みの構築

 

 

 


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