【開催レポート】対話の場「文京ミ・ラ・イ対話」 第2セッション 「スポーツからはじまるコミュニティづくり」 事例紹介


9/18に開催した対話の場「文京ミ・ラ・イ」 第2セッション 「スポーツからはじまるコミュニティづくり」では、地域課題解決の取組事例として以下の7事例を紹介しました。

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事例① スポーツGOMI拾い(一般社団法人スポーツGOMI拾い連盟 東京都渋谷区)

http://www.spogomi.or.jp/

【課題】
・ゴミ問題の効率的な解消法の必要性 ・社会貢献意欲が薄い人々の自発性を引出し、 ゴミ問題を解決する仕掛け
【解決の方向】
「ゴミ拾いはスポーツだ」とのコンセプトを掲げ、一つのスポーツとして参加できるプログラムを開発
【概要】
・2008年に、「スポーツの力で世界中をきれいにしたい!」との想いからスタート。これまでに全国で170回以上、約2万5千人が参加
・企業や団体が取り組む従来型のゴミ拾いに「スポーツ」のエッセンスを加え、従来の社会奉仕活動を「競技」へと変換させたスポーツとして実施
・具体的には、決められた競技エリアで、制限時間内に、チームで拾ったゴミの質と量を競い合うイベント
【ポイント】
・ゴミ拾いを競技として楽しめるように、参加者の自発性を引き出すルールをスポーツのノウハウを活かして開発
・審査員が各チームに同行するなど安全面も徹底的に配慮
・①どこでも開催できる ②だれでも参加できる ③地域を巻き込む、という 高いポテンシャルを持つ
・子供たちへの高い環境教育効果を生む

事例②  放課後NPOアフタースクール(東京都港区)    

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【課題】
・日本の子供たちの課題(自尊感情・自己肯定感が薄い、自ら頑張る意欲が足りない、対人関係の調整能力が低い)を解決したい
・親たちの「小1の壁」(保育園時代は子どもを預ける先があるが、小学生になると預け先が質・量ともに不足)
【解決の方向】
・「社会で子どもを育てる」をコンセプトに、小学校の放課後の時間を使って「安全・安心な預かり」と「本物・多様な体験」を両立する活動を展開
【概要】
・衣・食・住・スポーツ・音楽・文化・学び・遊び・表現といったジャンルで多様なプログラムを展開
・学校はもちろん、行政や企業と連携した幅広いプログラムを実施
・各教室の講師(市民先生)やコーディネーターに地域の方々を登用するなど、地域を巻き込んだプログラムづくり
【ポイント】
・活動プログラムは非常に洗練されていて、2回グッドデザイン賞を受賞
・アフタースクールの活動ノウハウをパッケージ化し、全国展開
・活動の成果を、対子どもへの/対保護者への影響」といったかたちで調査・数値化(アンケート調査など)し、幅広い支持を集める

事例③ NPO法人ソシオ成岩スポーツクラブ(愛知県半田市)  

http://www.narawa-sportsclub.gr.jp/socio/
【課題】
・地域づくりに貢献する総合地域スポーツクラブの創出
【解決の方向】
・地域と学校との連携による地域づくりを進め、総合型地域スポーツクラブとしてのモデルを示す
【概要】
・会員数約2,500人、予算規模は1億を超える ・スポーツを「する」仲間たちが、自分たちでお互いを「支える」役割を果たし、その支えによって市民公益事業を提供
・市の条例により、学校との共同利用施設としてクラブハウスを建設、その指定管理者が本NPO法人
・プロによる指導、多世代を対象としたスポーツサークル、小中学生を対象としたスポーツスクールなど多種多様
・安全な放課後の居場所としてクラブハウスの一部を地域のこどもたちに開放
・市が開催する指導者育成研修を受けた地域住民が、ボランティアとしてプログラムを支える
【ポイント】
・学校と連携し、学校のカリキュラムを巻き込んだかたちでの運営形態を実現
・「地域の子供たちは地域で見守り、育てる」の理念を、スポーツクラブを通じて実現

事例④  温泉アクティブセンター(長野県東御市 旧北御牧村)

http://www.cpmimaki.or.jp/active
【課題】
老人医療費の削減
【解決の方向】
・保健・医療・福祉を一体化した施設を通じて、地域の健康増進に寄与
・介護予防ではなく、QOLの向上をテーマに運営
【概要】
・保健・医療・福祉の総合施設「ケアポートみまき」の一角に、併設されたスポーツ施設。温泉アクティブセンターの他、身体教育医学研究所、多目的ホール、みまき温泉診療所、介護老人福祉施設、認知症対応型グループホーム等の施設が併設
・プールでの運動や体操をはじめ、医学研究所の専門家の指導のもと、スポーツを実施
・スポーツ、医療、福祉が一体となり、地域住民の交流の場ともなる
【ポイント】
・老人一人当たりの医療費につき、10年間で長野県が10万円近く増加したのに対し、北御牧村は約4万円も低下
・病院が老人の寄合所になる傾向がある中で、「病院にかからないようにする」意識を地域住民に徹底指導

事例⑤  なかよしクラブすなみ(岐阜県瑞穂市)

http://nc-sunami.com/
【課題】
・地域アイデンティティの回復
【解決の方向】
・スポーツクラブを通じたコミュニティづくりと地域とのふれあいの創出
【概要】
・会員数約600名、予算規模は1,300万。
・市町村合併により失われた「巣南(すなみ)」の地名を残すべく、巣南中学校の元PTA役員が中心となり運営
・老若男女を対象とする多様なスポーツ教室(サッカー教室から、ベビーヨガ、スローステップ等)を実施
・一方で、盆踊り教室や盆踊りツアーを企画し、毎夏盆踊り大会を開催、地域とのふれあいを推進
・クラブの看板活動としてキッズダンスのチームをスタート。当初16名が今では60名を超える大所帯で、県内各所のイベントに登場
【ポイント】
・地域アイデンティティを、スポーツを通じて醸成
・盆踊りなどの地域イベントを、スポーツの観点から企画化(教室化)し、地域との触れ合う仕組みを創出。 ・キッズダンスチームを結成するだけではなく、アウトプット(発表の場)を地域の中に設定

事例⑥  愛チャリシティFukuoka(福岡県福岡市)

http://aicharicity.jp/
【課題】
・福岡市内の自転車利用者の走行マナーの改善
・街づくりの視点からの自転車走行空間の確保
【解決の方向】
・市民のライフスタイルに適応した自転車マナーの啓蒙や教育プログラムの開発
・走行マナー冊子の作成・配布や、自転車フォーラムなどの実施
【概要】
・大規模なサイクリングイベント「ツール・ド・フクオカ」の実行委員会と福岡市の協働事業として実施(事業名「交通ルールを守った自転車利用の促進と魅力ある街づくり提案事業」)
・行政、市民団体、民間企業の水平的な連携により事業を展開。
【ポイント】
・安定感、信頼感、他部署との連絡調整機能を持つ自治体と、斬新なアイデアと実践力を持つ住民組織の協働で縦割り行政の弊害を打破し、相乗効果を生む。
・行政課題に対応するため、自転車の活動を周知・展開していくという運営方針で、行政との協働を実現するとともに、団体の財政基盤を確保

 参考事例 チャレンジデー

https://www.ssf.or.jp/practice/challenge/index.htm
【課題】
・地域住民を包括的に巻き込むことの困難
・地域間で、スポーツを通じて交流する機会の少なさ
【解決の方向】
・スポーツ「参加率」を競うことで、同時多発的に、住民をスポーツに巻き込む仕掛け
【概要】
・毎年5月の最終水曜日に世界中で実施されている住民参加型のスポーツイベント
・人口規模がほぼ同じ自治体同士が、午前0時から午後9時までの間に、15分以上継続して何らかの運動やスポーツをした住民の参加率を競い合う
・対戦相手に敗れた場合は、相手自治体の旗を庁舎のメインポールに1週間掲揚し、相手の健闘を称えるというユニークなルール
【ポイント】
・参加の仕組みなど、グローバルな様式として確立しており、行政を巻き込みやすい
・年齢を問わず誰でも参加でき、話題性に富む
・自治体間の交流に発展したケースもあり

 

 


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