【開催レポート】2月のミライ・カフェ「地域に根ざしたお店から始まる 「つながり」を考えよう」


2月9日に、文京ミライ・カフェ「地域に根ざしたお店から始まる 「つながり」を考えよう」を開催しました。活動支援コーディネーター養成講座受講生の参画による対話の場です。受講生の以下の問題意識から、お店が地域とのつながりの第一歩となるのではと考え、今回のテーマを選びました。こうしたテーマ設定は、地域に暮らす受講生ならではです。今回は、地域に根付いたお店のオーナーの方々に、どのような思いでお店を経営しているのか、オーナーとして考える地域のつながりについてお話いただき、それぞれのゲストからのお題で対話をしました。
また、今回は、受講生がゲストの方にインタビューする形式でのストーリートークも行いました。受講生がファシリテーターとして、オーナーの方の思いを引き出しながらストーリーを展開していくという方法も、新しいストーリートークのやり方として可能性が感じられました。

■プログラム概要 

日時:平成29年2月11日(水) 18:45~21:00
会場:区民センター フミコム
参加者数:16人
テーマ:地域に根ざしたお店から始まる 「つながり」を考えよう
ゲスト:
○「私の“Field of Dreams”」
~ガレリア カフェ ユウ 民谷直幹さん
○「“自分らしく生きる”を支える!」
~Apolo Cafe Works  飯田準平さん
○「小さなお店でできること」
~はとや 友枝文卿さん

■ストーリートーク(話題提供者からの問いかけ)とミライセッション(対話)からの気づき

 ◇私の“Field of Dreams” ~ガレリアカフェユウ@茗荷谷 民谷直幹さん

民谷さんからは、技術者だった民谷さんがカフェを経営するまでの経緯と思い、また、どのような場をつくりたくてカフェを経営しているのかについてお話いただきました。居場所として、お客さんの抱える負の要素を吐き出す場所というよりは、楽しいことを共有するとで負の要素をなくす場所にしたいというのが民谷さんの思いです。また、店の経営が苦しかった時は、閉店を惜しむ常連の方々が前売りのチケットを買ってくださったことで閉店せずに済んだという、地域の方の支えでカフェが経営できていることに対する感謝のお話がありました。
つながりづくりを楽しい仕掛けの中から作りたいと思っている民谷さんからは、対話のお題として「あなたにとって“つながり”とはなんですか?」が挙げられました。

【対話の内容】
・お店の役割は、地域を越えたつながりをつくれることではないか。コミュニケーションの糸口となると思う。
・ゆるやかなつながりほしい。あまり、つながりが深すぎないほうがよいと思う。適度なつながりが大事ではないか。
・日本には、名刺を出す文化があるため、肩書きなどにこだわるとことがあるが、それぞれの肩書きやバックグランドを聞かずに、ワイン、音楽など共通のテーマや話題を一緒に楽しむところからつながりのきっかけが生まれることもある。
・同じ価値観は、つながるためのポイントになりそう。

◇自分らしく生きる” を地域で支える!」
~アポロカフェワークス@江戸川橋 飯田隼平さん

江戸川橋でカフェを経営する飯田さんは、音楽家としての一面も持つており、以前も音楽の演奏ができるカフェを経営していました。その時に、商店街のお祭りで音楽を演奏するなど、地域とのつながりを大切にしてきました。また、江戸川橋のお店も、その時の常連さん達が一緒にお店をリフォームしてくれたことで開店することができたそうです。江戸川橋という土地柄、地域とのつながり、常連さんとの関係性は、経営上とても大切です。また、地域の居場所としてお客様が落ち着ける場所になるようにしています。一方、飯田さんは、積極的に町会の活動にも参加していますが、町会の個々の活動は活発でも、横のつながりが弱いのがもったいないと感じているそうです。
そうした経験から、飯田さんからは、「世代が異なってもコミニュケーションや会話ができるか〜相互の文化の理解と共通点の探し方〜」が挙げられました。

【対話の内容】
・音楽やお酒など共通のテーマがあるとつながりやすい。また、地域防災など、それぞれの生活に必須なことも共通のテーマになるのではないか。
・どんな世代の人も、まず自分のテリトリーでない外にでてみる。自分のテリトリーでない人と会う時間をあえてつくることが必要ではないか。
・どんな話も聞いてもらえると思えると話し易い。お互いに聞き手になるということも大事ではないか。
・多世代をつなぐ人、話を引き出す人が必要ではないか。
・とりあえず誘われたら行ってみるといった勇気や姿勢も必要ではないか。

◇ちいさな店だからできること~はとや@白山 友枝文卿さん

友枝さんは、古くから真砂市場でパン屋を営む「はとや」の3代目です。真砂市場の古いお写真などを見せていただきながら、真砂市場で自分が生まれ育ったころのお話などをしていただきました。市場の閉鎖に伴い、白山に移転され、今のお店を経営しています。朝は6時から朝ごはんとしてサンドウイッチを提供したり、学童の子どものために夏休みのお弁当を届けたり、一人暮らしの方に声をかけてお弁当を届けたり、忙しい家庭のためにカレーのルーだけを提供したりするなどして、地域の人の食に関するお困りごとに丁寧に対応しています。それは、小さなお店だからこそできると友枝さんはおっしゃります。大手チェーン店に対抗するためには、きめ細かいサービスこそが小さなお店の強みであり、チェーン店にはできない心配りに救われている地域の方が何人もいらっしゃいます。ご自身も白山に移転した時には、地域に知りあいも居なく困っていたところを、近所の商店の人に助けられたという経験があり、縁をとても大切にしています。今後は、一人暮らしの方が楽しく食事ができるようなイートインの居場所を作りたいとお話されました。
今後の方向性を模索している友枝さんからは、「お店から近所付き合いを始めるためのアイデア 募集!」というお題が挙げられました。

【対話の内容】
・お店を開放的にすることで、井戸端会議の場所となるのではないか。店先での挨拶などがきっかけで、近所とつながることも出来そうである。
・バリアーフリーなお店は、色々な方が集まる上で必要だと思う。例えば、車椅子でも入れるカラオケなど。
・「食堂」など食は、つながりづくりのきっかけになる。子ども食堂や年金暮らしの方のための食堂などがあると良いのではないか。

■対話 の様子

■参加者の声

・外にでれば出会いがあるということに気づきました。
・聞き上手になることと、ネットワークを張ることを文京区でやりたいです。
・地域のつながりにおいて、お店の活用、よい視点です。
・楽しかったです。一歩踏み出す力をいただきました。積極的につながっていきたいと思います。
・おいおい、文京区もちょっと面白そうだぞ!なんて思える夜となりました。皆さん、わきあい あいと楽しくおしゃべりが上手。これからもう少し仲良くなりたいなと思いました。
・なぜ、そこまでして他者とのつながりを持ちたいのかを改めて考えさせられました。


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