【開催レポート】文京社会起業対話「地域の困り事、地域に役立つ方法を考える」


11月25日、文京シビックセンターにて、文京社会起業対話 「地域の困り事、地域に役立つ方法を考える」を開催しました。
対話では、文京社会起業アクション・ラーニング講座受講生からの問題提起をきっかけに、文京区から地域課題の解決に挑むプロジェクトを生み出すため、 文京区に今どのような課題があるか、参加者それぞれの視点を持ち寄って考えるとともに、 課題解決のために自分ができることの第一歩を話し合いました。当日は、区内外から34人の参加がありました。

対話2 対話1

◇イントロダクション

はじめに、問題提起をする文京社会起業アクション・ラーニング講座受講生より、自分のプランの課題意識や、今回何を話し合いたいのかといったことについてミニプレゼンテーションが行われました。参加者は、この発表やテーブルに設定されたテーマから、話し合いたいテーマのテーブルへ移動しました。

◇テーマごとのディスカッション

各テーマについて、以下の流れで対話を行いました。
1)文京社会起業アクション・ラーニング講座受講生より問題提起
2)簡単な自己紹介と問題提起への一言コメント
3)論点の整理
4)論点を中心に対話
5)対話をふりかえり、これから自分が取り組みたいアクションを考える

各セッションでは、受講生からの問題提起をベースに、地域課題の現状や住民ニーズについて対話を通して掘り下げました。同じテーマについても、異なる立場や視点より話し合うことで、その課題にある背景や、文京区において不足していることなどが明確となり、課題解決策を考えるヒントになりました。

【対話のテーマ】

【セッション1】
① 「自分の可能性を広げ、いきいきと生きる人を増やすには?」
② 「障がいがあっても共に生きる地域を実現するには?」
③ 「学校や空き家をより活用しやすくなる仕組みは?」
④ 「地域の魅力を活性化につなげるには?」【セッション2】
⑤ 「谷根千、下町の魅力をより多くの人に伝えるには?」
⑥ 「地球レベル、国レベルの課題に対して地域で何ができる?」
⑦ 「人生を豊かにする学びの場には何が必要?」
⑧ 「子育てや介護の地域資源の不足を補うには?」

① 「自分の可能性を広げ、いきいきと生きる人を増やすには?」

【受講生からの問題提起】

「アラフォー独身でも生活を楽しめる地域づくり」~単身者は、マンション住まいで、地域コミュニティに入りにくく、生活が家と職場の往復になりがち。既存の地域イベント(祭りなど)は子供か高齢者向きのものが多く、単身者は参加するチャンスがない。街を「第三の居場所」として楽しませる方法はないか。

【論点】

・単身者(男女)が気楽に参加できる「場所・機会」(コミュニティ)とは?
・コミュニティをつくるために必要な要件の第一としては、「場」が先か?「人」が先か?

【地域の課題についての議論】

・テーマでつながるコミュニティも大事だが、基本は、地域にこだわるコミュニティでありたい。同じ地域にいて顔がみえるという安心感が得られるのがコミュニティのいいところだと思う。
・単に地域コミュニティに参加する(デビューする)ことが<目的>ではない。地域参加の場・機会を通じて、自分の可能性や(社会や地域や誰かに)貢献できるチャンスを知る<手段>にしたい。
・デビューしないことにはなにも始まらないので、とりあえずデビューすることが<目的>であってもいいと思うが、地域にデビューするにも、「いつ?」「どこで?」「なにが?」行われているのかわからない。それらの情報源はどこにあるのか。
・それらマッチングしてくれるようなメンターでありハブのような「人」の存在は必要。誰かに頼るのではなく、自分が率先してそういう「人」になればいいと思う。ただし、それらの情報源はどうすれば発信できるのか、見つけることができるのかは、また課題となる。
・結局は、ハブとなる人の情報が集まる「場」の存在のほうが、まずは必要ではないか。
・場ありきで人が集いコミュニティが生まれるのか、コミュニティに人が集うから場が生まれるのかは、難しい問題である。

【参加者の今後のアクション】
・出かける 結ぶ(つなげる)ことをしたい
・もっと文京区の(近所の)人の話を聞く
・いま認識できている可能性や方向性をとりあえず特定することからやってみる
・自分の興味やテーマを発信し仲間を増やす
・地域イベントを企画している人と組んで中年の人向けのイベントをする
・自分がおもしろいと感じた人たちとはとにかくつながり、定期的な場をつくる

② 「障がいがあっても共に生きる地域を実現するには?」

【受講生からの問題提起】

・盲学校に通う視覚障がいの生徒と普通校に通う生徒が交流する場がほとんどなく、視覚障がいを持つ生徒は、同世代の友達を作る機会が非常に限られている。こうした場を、中高生向けに宿泊を伴う旅行型研修を提供したい。
・一方で、視覚障害は特別なケアが必要なので、学校教育の段階から健常者と分けた方が良いという話もある。どのようにして、交流の場を作っていくのか。

【論点】

・障がい者を社会に「包摂」させるためにはどんな社会の仕組みが必要か(「共に生きる」とはどのような状態か?)。

【地域の課題についての議論】

・旅行型研修=非日常を、その後の日常につなげること(学びを継続させること)が必要ではないか。世代間ギャップや異文化など、「違い」から問題が生じやすい状況は他にもある!(障がいだけが特別な問題ではない)ということに気付けるような、実施の意味づけが必要。
・研修型旅行の事業をするに当たって、経済的合理性を考慮しないと続かない。同時に、社会として、親が亡くなっても障がい者が生きていけるような就労の仕組みも考えていくべき。
・事業については、将来的なスケールアウト(同内容の研修を実施できるような「支部」的な人材を増やす)は良いアイディアだと思う。
・遠方への旅行だけでなく、たとえば区内めぐりなど継続しやすい取り組みも良いと思う。

【参加者の今後のアクション】
・法人化もしくは起業を視野に入れて盲学校の生徒のための研修型旅行事業を考える。資金調達について検討したい。
・違いを認め合うような自身の共通体験を増やすよう努める(旅行やスポーツなど)。
・「共に生きる」ことを日常化させるため、引き続きスポーツを通じたコミュニケーションの醸成に努める。
・視覚障がい×旅行、という切り口から、何かWinWinのことができないか考える。
・区民センター内で障害者の居場所となるカフェを実施したい。

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③ 「学校や空き家をより活用しやすくなる仕組みは?」

【受講生からの問題提起】

・スポーツをやりたくても、身近で気軽にできる場所がない。身近な学校を、地域の人たちのスポーツの場として利活用したい。学校開放についてよいルールづくりはないか。
・空き屋を「テーマ」を決めて利活用してもらえるような、うまい利活用方法を考えたい。どうしたら魅力ある空間になるのか。

【論点】

・公共(パブリック)な場所と私有(プライベート)の性質の違いは?
・貸し手と借り手、それぞれからみた「借りやすい場所・貸しやすい人」に必要な要素は?
・(公共の場所で)活用できている場所・できていない場所の違いは?
・(私有の場所で)より活用しやすい、人が集まりやすい場所に必要な要素は?
【地域の課題についての議論】
・公共(例:学校・公園など)の場合、不平等感がある使い方は問題がある。また、問題が起こった時に、責任問題が生じる。私有(例:個人の空き家など)の場合、貸し手にとって「良い貸し方」さえ見つかれば、どんな使い方でもよいのではないか。
・借り手からみた使いやすい場所とは、ルールが明確であること(して良いこと、してはいけないことが明確)。「曖昧な方が使いやすい場合も」あるが、特定の団体がある一定の時間を独占的に使用したいというような場合は、ルールや使用のためのシステムがないと使いにくいのではないか。
・仲間がいるなど、コミュニティがあると利用しやすい。
・貸し手からみた貸しやすい人とは、マナーがしっかりしている(物を壊さない・汚さない)、貸し手の意図に沿った使い方をしてくれるなど。一言で総括すると「信用できる人」ということ。
・公共の場所でうまく活用できているところは、現状、校長先生など、内部の人がイニシアチブをとってやっているなど、運用のためのしっかりとした仕組みができている。
・しかし、現状、公共の場所が活用出来ない理由としては、利用のルールが定まっていないことが多い。また、信用できる貸し手とマッチングするシステムがない。マッチングシステムには、貸し手の負担に頼らざるを得ない状況。
・「信頼できる人と場所をマッチングできる仕組みとルール」と「その仕組みを運用する人(コーディネーターなど)」がいれば、活用への道が拓けるのではないか。

【参加者の今後のアクション】
・家主としての使用内容への意思表示をする。
・公的なコミュニティと私的なコミュニティを構築する。
・団体登録や誓約書などの仕組みの素案をつくり、交渉してみる。

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④ 「地域の魅力を活性化につなげるには?」

【受講生からの問題提起】

・文京区の顔である本郷通りがさびれていくことに対し、活気を取り戻し、散歩が楽しい魅力ある街とすべくいい方法はないか。本をテーマにした街づくりはできないか。
・文学の舞台になったり、文人が住んだり通ったりした場所が、維持するのが困難という理由で次々に姿を消していくのを何とかできないだろうか? アートの力で魅力や情報発信をしていくよい方法はないか。

【論点】

・古い良いものがなぜ、活性化につながらない?
・地域活性化のために、人を巻き込めないのはなぜか?
【課題についての議論】
・本郷地区にある(合った)歴史的エピソードのあるよいものが知られていない
・スカイツリーなど、人がその地区を訪れるきっかけ、ランドマークがない。人は同じ道しか通らないので、きっかけは重要。
・街のテーマがないと人は集まりにくい。例えば、清澄白河にはブルーボトルコーヒーが参入してきた(古い倉庫を活用)。そこは、コーヒー豆を扱う店が多い。コーヒーというテーマで人が集まる。また、定例的な祭りがあると、人が訪れるきっかけとなる。
・古い街並や一戸建て(長屋)が多いのは魅力となる。民泊の舞台となる可能性があるのに着手されていない。
・東大の学生が地元の商店を利用しなくなったことが、廃れた原因(学内のカフェや学食が充実している、早稲田は周りの商店が学生街として活用されている)。学生にやさしい街にしてはどうか。
・「古いもの」「アート」といったものの敷居が高く、人が気軽に参加できないイメージがある。
・古いものを保存し使うのは、耐震などの観点から大家さんの経済的な負担となっている。
・地元を活性化する言いだしっぺがいない(素材もある、人材もいる、プロデューサーできる人もいるが、「責任を取る人(声を上げる人)」がいないのではないか)。
・地域ブランディングをするには、その地域の人だけでなく、その周りの人、全国の人など、外へリーチすることが大切だが、現状、それが行われていない。

【参加者の今後のアクション】
・東大の学生に協力してもらい、商店街をつくるなど、話題性のある仕掛けをしたい(「日本一IQの高い商店街(建築家、農学部によるファーマーズマーケットなど)。
・本郷通りをもう一度歩き、課題を見つけてみたい。
・本のイベントの開催に向けて準備したい。
・本郷通りに映画サロンをつくりたい。
・商店街、住民との共有、イベント(お祭り、コスプレ、イングレスイベント)を定例行事として実施したい。また、こうした行事に、東大とコラボはできないか。
・地域の防災と観光を結びつける、坂の駅、駅長さん養成講座(資格)を実現したい
・五月祭を街ぐるみでサポートするなどして、学生団体を巻き込む。中高生を巻き込む。歩行者天国の実施など、仕掛けをつくりたい。

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⑤ 「谷根千、下町の魅力をより多くの人に伝えるには?」

 【受講生からの問題提起】

・街にチェーン店が多くなり、街の顔がない状態ではないか。人とかかわりたくない、コミュニケーションをとりたくないという気持ちから、個人商店の価値が評価されていないのではないか。楽しい、サードプレイス的なものになりえる、と知らせるにはどうしたらよいか。
・訪日観光客の方が、夜の時間の東京観光を楽しめていない。そもそもガイドの数が少ない(夜の時間にはいない)。様々な言語で、細かくエリアについて紹介したガイドブックやWEBサイトが無い(接してない)。店として、多言語対応などが出来ていないなど、外国人の方を受け入れる体制が整っていない。今後どのようにしていけばよいか。

 【論点】

・下町の魅力とは何か?下町は魅力的なのか?
・下町の魅力をどのように、誰に伝えたいのか?
【課題についての議論】
・下町というか、そもそも魅力的なまちとは何か?ということから考えることが重要。
・商業地域と居住地域が混在していることがまちの魅力。
・道の在り方も大切な要素(車などではなく、人のための道づくりが成されているかどうか)。
・下町は魅力的である、というのは昔の考え方では?昔のままでは続かないのではないか?下町のいいところとされている“人情”は、はたして現代のニーズにマッチしているのか。
・メディアで紹介されがちな谷根千の魅力は、観光地的なイメージに偏っているが、氷山の一角で、 谷根千の魅力のほんの一部でしかない。いろいろなジャンルやテーマごとに楽しみ方があるのに、伝わっていない。
・街の魅力を伝える、効果的に伝える手段や媒体は何か。
・まずは、人に魅力を知ってもらうために、観光地的なイメージに偏っているとしても、悪いことではないのではないか。

【参加者の今後のアクション】
・「下町の魅力」って何だ?をもう一度考えたい。
・着物で歩いてみるなど、非日常を楽しんでみたい。
・子どもを産むために集まれるまちづくり(次世代に繋げられるまちをめざす)にしたい。
・中学生や高校生が遊べるまちにしたい(イングレスのイベント実施などで)。
・初音小路を世界に!大学生や留学生の長期滞在者を増やす。
・路地に埋もれた魅力をWebと紙媒体で発信したい。
・訪日観光客の方に地元視点としておもしろいと感じる行事やお店、場所を多言語対応で伝えていきたい。
・“街中コンシェルジェ”どこに行きたいのか?何をしたいのか?谷根千おもてなしボランティアをつくれないか。

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⑥ 「地球レベル、国レベルの課題に対して地域で何ができる?」

【受講生からの問題提起】

・超高齢化社会で社会保障費(医療費・介護費etc)が増大している。なぜ超高齢化社会で社会保障費(医療費・介護費etc)が増大しており、節約が必要かを考えることが必要である。また、それにどう取り組むか?など、問題意識と情報を共有するにはどうしたらよいか。
・環境問題について意識があっても行動に移せない状況がある。もっと自分の街と環境など、身近なところで環境問題について知り、アクションをする仕組みはどのようにつくれるのか。

 【論点】

・ マクロ(地球レベル、国レベル)の課題とミクロ(地域レベル)の課題のつながりを伝え、興味喚起するには、どのようなストーリー(見せ方)が必要か。

 【課題についての議論】

・マクロの視点で活動に取り組もうとしても、誰もがそれを自覚するような「特別な体験」(当事者にとっての強烈な原体験)にできていないケースが多い。ミクロの視点で、より普段の生活に密接な課題(家計の負担増大など)を提示しないと共感が得られないのではないか。
・まち歩き、植物鑑賞→化石燃料→地球温暖化のように、マクロとミクロの間をつなぐクッションをいかにはさむかがポイントではないか。
・これらのマクロな課題を他の人にも知ってもらう必要があるのか/どんな変化を起こしたいのか/何があれば人は動こうと思うのか(相手にとってのメリット)を明確にすることが必要ではないか。

【参加者の今後のアクション】
・マクロ的よりミクロ的アプローチ。生活に密着する身近な話題からスタートする。
・入口が大事。専門家ではなく参加者目線を大切にする。
・思いを伝えるときに、聞き手の立場に立って考える。戦略的に伝える。どうして知ってほしいのか考える。
・伝える勇気を持つ。

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⑦ 「人生を豊かにする学びの場には何が必要?」

【受講生からの問題提起】

・社会的に問題解決能力やロジカルシンキング、多様性、教養、豊かな感受性、実行力などを持った人材の育成が求められているが、現実には受験勉強のみを主眼においた教育となり、消費者の間でも受験を主眼においた教育が根付いてしまっている。社会人を先生とした参加型のプロジェクトベースドラーニングの仕組みが作れないか。
・自分にはそういういわゆる文化的なもの、芸術的なものは関係ないと思っている人が多く、日常生活の中で絵を描いたり飾ったり、何かを作ることを身近なものとして取り入れられていない。芸術的な活動を通じて、コミュニケーションが生まれ、日常に彩が加わるようにするにはどのようにすればよいか。

【論点】

・「人生を豊かにする学び」とは何か。
・人生を豊かにするには、どのような要素が必要か。

 【課題についての議論】

・人生を豊かにするためには、「自立する力」「生きる力」「自然に対する学び」「感覚を鋭くすること」「人生の選択肢を増やすこと」「自分で楽しむという感覚」「自分のこと(気持ち等)を感じること」「熱中できること」「他人と一緒に力を合わせて頑張れること」などが必要ではないか。
・「何が豊か?」はそもそも、それぞれの価値感によって異なる。
・人生の選択肢が多い方が、幸せな生き方ができる可能性はある。ただ選択肢がたくさんあっても、それを自分で選ぶことができなければ意味がない。
・自ら、「自分のニーズに気付くこと」+「そのために何が必要なのか考えること」が必要である。
・自分で人生について考える過程で、コミュニケーションを通じて、他者を尊重することが重要ではないか。
・「豊かさ」そのものを育む(学び・気付き・作る)ことが必要なのではないか。

【参加者の今後のアクション】
・「みんなで」熱中したり楽しんだりを、日常的にできるようにする。
・様々な状況にある人がほっとしたり楽しく思える興味・関心を持てる場を作り、コミュニティ作りをしていく。
・PBL(プロジェクトベースドラーニング)を通じて、楽しさ・達成感・コミュニケーションなど、座学では学べないコトを学ばせたい。
・障がいのある人にも選択肢がたくさんある社会になることを目指す。
・大人は真剣に大人自身考えて、多角的に幼少教育を実行しよう。

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⑧ 「子育てや介護の地域資源の不足を補うには?」

 【受講生からの問題提起】

・将来健康の先行き不安な高齢者のネガティブイメージを払拭し、住み慣れた地域で活き活きと自分らしく暮らすための手立てが必要。高齢者が「文化的な活動」と「クリエイティブな就労」を創成出来れば、頭を使い人と出会う機会が増し、認知症の抑止力となる。そのためにはどうしたらよいか。
・保育園情報など、本当にほしい情報が届いていない。また、子育て情報をうまく共有するにはどのようにすればよいか。
・地域課題は個人的なことが多く、情報の集約や発信がうまくできていないのが現状。ITを活用し、地域の活動の情報発信や、担い手などを結びつける仕組みをつくるには、どうすればよいのか。

【論点】

・認知症対応で足りないものは何か?
・現状の子育てのサービスで足りないと感じるものは?
【地域の課題についての議論】
(子育てサービスで足りないもの)
・シングルマザー/共働きの家庭が増えているため、子どもたちの食事栄養の問題がある。
・子どもたちの話をじっくりきけるサービスが必要ではないか。大人が忙しい中で、子どもを受け止められない家庭が多い。
・子育ての経験を活かして地域に貢献したいが、どうやっていいのかわからない。
・15時~19時が小学生の子育てのネック。小学生の居場所は求められている。
(高齢者向けサービスで足りないもの)
・引きこもっている人へアプローチができない。高齢者のためのサロンが不足している。
・サロンやコミュニティスペースにおもしろいプログラムを提供できていないのが課題ではないか。ボランティアを活用して、コンテンツを提供しつづけることも困難である。
・家族が、認知症であることを人に知られたくないという気持ちがあり、地元のサロンに参加できない高齢者がいる。
(共通課題)
・旧安田邸が、カフェとして開放されるなど、福祉サービス提供のために、使用できる場所はあるのだが知られていない。また、会場費などが高いのもサービス提供をする際のネックとなっている。
・ボランティアを実践してきた経験やノウハウはあるので、そのサービスは提供できるが、クラウドファンディングなど新しいものを取り入れる企画力や経営力がないため、ボランティアより先のステージでのサービス提供ができない団体が多い。寄付をみんながしやすい仕組みが、団体などに作れていない。
・情報発信ができていない(精神障害の人などの当事者がブログ発信するのがトレンドなので、こちらのサポートをする人がいればよいと思う)。IT系の人と地域の人がつながる方法がない。
・文京区には、まだカフェなどとして活用できる公共施設のスペースがある。そこの活用がすすんでいない。
・「子育て」「障害者」「高齢者」サービスを縦割りに考えてしまう意識がある。子育て、障害者、高齢者の枠を超えてコラボするチャンスや企画力がない。

【参加者の今後のアクション】
 ・リアルな課題に取り組んでいる人の話を聞けて、ITの力で微力ではあるが、そういう活動をお手伝いしたい。
・こまじいの家のような場所を、もっと増やす。経営する人を探したい。
・区民センターで障害者の人が働けるカフェを運営したいので、具体的にアプローチしたい。

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◇参加者の声

 【社会起業アクション・ラーニング講座受講生】

・自分の思いを伝えて、人の意見を聞くのが本当に楽しかったです。
・アクションを起こそうとしている人々は多いが、コーディネートする人がいないと思いました。
・コミュニティの場がどのテーマでも必要だと感じました。色々な人、様々な取組みがあるけれど、どこで何をやっているかがわかりにくいのではと感じました。
・リアルな課題に取り組んでいる人のお話をうかがい、自分も役立ちたいと思った。

 【一般参加者】

・若い方が地域に一生懸命だということ、知り合えたということが良かったです。
・地域活性化には、色々な手段を皆で考えるよい機会を得ました。
・テーマごとに具体的に事業家を目指す人たちの話を聞けておもしろかったです。何か一緒にやれることを考えてみたいです。
・地域課題に気づくということが第一だということに気づきました。


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