2014年度 「文京cococi立ち上げプロジェクト」支援 報告


 ①キックオフミーティング
2014年度の支援プロジェクトとして決定したのち、今後の実行計画等について話し合うキックオフミーティングを実施しました。キックオフミーティングの様子はこちら

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②事業者説明会の開催・地域の企業への訪問

10/23 文京区で活動を始めるに当たり、事業者向けの説明会を開催しました。
フルタイムか、専業主婦か、という0か100かの選択ではない働き方が選択できたら、もっと力を発揮できる。そんな地域の女性達の新しい働き方として「セタガヤ庶務部」を組織化した実績をベースに、文京区でも同様の活動を展開していくため、事業者の方へその価値を説明する会です。
事業者サイドのメリットとしては、
・常時雇用するほどのボリュームではないが、信頼できる誰かにお願いしたい仕事がある
・女性の感性や生活者としての感覚を、商品開発やものづくりに活かしたい
などがあります。

文京区にある企業や商工会婦人部の方、また、他地域で同様の活動を展開することに興味のある団体などの参加がありました。
また、地元企業へ訪問し、理念や仕事について説明し、今後の協力について要請しました。

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③座談会の開催 (11/7及び11/28)

「100人100通りの感じ方や考え方があるけれど、一つの答えを出すのではなく、「心地よく暮らし、働きたい」という一つの問いを共有し、多様な答えが共存できる方法をみんなで考えました。座談会のあとは、「ブンキョー庶務部」立ち上げの説明です。子育て中で、地元で働くことに興味のある人なども参加しており、ポラリスの仕事の仕方に共感している様子が伺えました。こうした座談会で思いを共感する人と繋がっていることがブンキョー庶務部の基盤となります。

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④メンターミーティンの実施(第1クール)

11/19 支援プロジェクトに対するメンターミーティングを開催しました。メンターは、ビスデザイン株式会社の代表取締役の木村さんです。木村さんは、様々な企業のコンサルティング業務を行いつつ、横須賀市のまちづくりなどにも関わっています。

木村さんの「商機を広げることしか、理念を達成できない」という言葉は、ポラリスの皆さんにとっては、目からうろこだったようです。

「理念を理解してもらってファンを増やし商売をする」という発想とは逆です。ビジネスシーンでは、理念はあまり求められておらず、どんな仕事をしてくれるのか、どのような成果を出すのかによって、理念の共感者やファンが増えていきます。さらに、理念に共感していない人々も巻き込んでいくことで、より大きな社会的インパクトを与えることができます。多くの企業と関係性を築くことによって、女性の働き方に関心のなかった企業の中にも、多様な働き方を求める動きが出始めます。そうした意味でも、「商機」を広げるということが大事になってきます。多くの社会起業家にとっても、この考えは新鮮であると思います。そして、信念として「ビジネスが社会を変える」と思うこと。すごく意味深い言葉であるといえます。ポラリスは、今日のアドバイスも踏まえ、今後の方針を検討し、第2クールの継続を目指して、11/25の審査会に望みます。

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 ⑤継続支援の決定

11/25 支援プロジェクトの第1クールの実績と継続支援等について審査する選考会(第2回文京区協働推進委員会担い手創出プロジェクト支援本部)が開催されました。その結果「地域版フューチャーセンター&心地よく暮らし、はたらく Loco―working 拠点「文京版cococi」立ち上げプロジェクト(cococi2000)(株式会社 Polaris)」の継続支援が決定しました。

本プロジェクトは、子育て中の女性のゼロでも100でもない心地よい働き方を世田谷区で実践しているノウハウを活かし、文京区でも、仕事軸の子育て中の女性のコミュニティをつくり、新しいスタイルで仕事をしていくことを目指しています。第1クールでは、フューチャーセッションや座談会等を通して、文京区の中でPolarisの活動に参加してみたいという女性のコミュニティづくりや、地元企業とのネットワークづくりを進めてきました。第2クールでは、企業への情報発信力や営業力をつけて、大きく事業展開していくことが期待されます。

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⑥メンターミーティングの実施(第2クール)

賛同者にポラリスの運営に主体的に関わってもうためには、運営者側に「やりがい」をプロデュースする力が必要であり、そのプロデュース力を高めるため、NPO法人キャンナス(http://www.nurse.gr.jp/ )の河野さんをお迎えしてメンターミーティングを実施しました。
キャンナスは、看護師による有償ボランティアサービスを全国的にフランチャイズ展開している団体です。資格はあるが様々な事情で働いていない地域にいる看護師さんを掘り起こし、診療報酬では補えなない、転院のサポートや、孫の結婚式にだけ出席したい医療行為ケアの必要な方の付き添いなど、すきまのサービスを提供しています。また、最初に藤沢で始めたモデルを全国へ展開するため、各地で組織の立ち上げをサポートしています。今では、全国に60以上の組織があります。
フランチャイズといっても、特に厳しいルールはなく、立ち上げたいと思ったらまずは藤沢のモデルを見学することと、キャンナス+地域の名前をいれること、立ち上げメンバーの関係者や患者さん候補などのステークホルダーを呼んでの「発会式」を開催することくらいです。自発的な活動を促すために、あえて細かなルールを決めていません。年に1度だけ全国の組織が集まり、各地の報告や悩みごとの共有などを行います。また、代表の藤原さんは常に地方の組織に心配りをしています。
こうした活動に参加する看護師さんは、何かやりたいがフルタイムでは働けない方や、組織での患者さんのケアに物足りなさを感じて、一人の人に寄り添いたいという思いから参加する方など、この活動に何か思いややりがいを感じている人ばかりです。よい人材に来てもらい、趣旨に賛同して参加してもらうためには、冒頭のような「やりがい」をプロデュースすることが大事だそうです。
こうした話を聞いて、「庶務仕事であっても、クライアントに寄り添った丁寧な仕事をしていくこと、そういった仕事の価値などを知ってもらうことが大事」「看護師のようにわかりやすいスキルはないが、それぞれのメンバーには必ずスキルや得意分野があるので、それを見える化すること」「発会式のようにパブリック宣言をしてしまうこと」が今後の活動に必要であるといった気づきがありました。支援期間も1ヶ月をきり、いよいよ、文京cococi立ち上げに向けて、メンバーの皆さんと一緒にもう一歩、踏み出すことが期待されます。

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⑦子どものいる暮らしの中ではたらくを考える座談会(2/19、3/5)

子育て中はライフステージの変化が多く、働きたい想いがあってもまだまだ選択肢の少ない今の環境の中では、子育てや暮らしを犠牲にしてまで働きたくないという思いから、「はたらく」ことをあきらめている女性が地域にはたくさんいます。働き方には100人100通りの感じ方や考え方があり、そのことを共有する座談会を開催しました。「座談会」+「ブンキョー庶務部立ち上げの説明」を繰り返す中で、共に働きたい方や、新しいはたらき方に興味がある方などが集まり、チームの基盤ができていきました。

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⑧文京社会起業フェスタでの発表

2/11の文京社会起業フェスタにて活動報告及びメンバーも参加しての活動紹介を行いました。それぞれのメンバーがどういう思いで活動に参加しているかを発表することで、活動の本質がより伝わりました。共感する方も多くみられ、終了後に、熱心に質問をする方もいらっしゃいました。(文京社会起業フェスタの様子はこちら

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⑨キックオフ会の開催

3月末でプロジェクト支援は終了しましたが、その後も活動が継続しています。6/24には、文京cococi、立ち上げ、お披露目会が開催されました。 文京区の子育て中の女性が、自分らしく働ける場を自分たちで作ろうう!と集まり、地域の方に活動とメンバーの自己紹介を行いました。

「名刺交換をできたことがうれしかった。専業主婦というだけで、自分に興味をもってもらえないのがつらかったが、名刺があることで胸をはってcocociのメンバーであると言える!」
「PTAと違って報酬をもらえるのがうれしい!」
「コンセプトに惹かれた。一緒に新しい働き方をつくって行きたい」
「個々の欠点を補って集合体で働くというのがいい」
「この場に立っているのはご縁だと思う。チャンスに感謝したい」
など、文京cocociメンバーの前向きで力強い言葉がとても印象的でした。きっとこのメンバーなら、今後も、やり続け、拡大できると期待できます。

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